泌尿器診療用機器紹介
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検尿検査について

泌尿器科の診療において検尿検査は非常に重要な役割を担っています。
一般的には中間尿(排尿し始めてからしばらくして採尿していただいたもの)を用いて検査を行い、当院では提出された尿で定性、沈査の検査を行っています。
尿定性検査は簡易的な試験紙を用いて行い、尿のpH、比重、蛋白、糖、潜血などの診断を行います。健康診断などでも行われています。当院ではSIEMENSの「クリニテック ステータスプラス」を使用しており、1つの検体につき60秒で検査する事ができます。
一方、尿沈渣検査では顕微鏡を用いて尿中の赤血球、白血球、円柱、上皮、細菌、異型細胞など、より細かい診断を行います。
これまでは提出された尿を遠心分離機にかけプレパラートを作成し、顕微鏡で観察を行うといった、多くの手間や労力、また技術を必要としていました。そこからさらに顕微鏡での観察を行うと1つの検体につき10~20分程度の時間がかかっていました。
今回、当院で導入しましたSIEMENSの尿中有形成分分析装置「Atellica UAS800」を用いると約90秒で検査から診断まで行う事ができます。
自動で機械が撹拌、遠心を行い尿中有形成分の撮影を行い、AIにより自動で主要成分の判定やカウントを行ったうえで写真と共に結果が報告されます。
これにより、膀胱炎の診断や血尿の精査などを詳細に行う事ができるようになります。

膀胱鏡検査について

肉眼的血尿や繰り返す尿路感染症、排尿障害、尿失禁の精査において膀胱尿道鏡を用いた画像検査は有用な事があります。麻酔を行った後に、鉛筆ほどの太さの膀胱鏡(カメラ)を用いて尿道から膀胱の中まで観察を行います。特に肉眼的血尿の原因(膀胱がんや尿管がん、特発性腎出血など)の精査のために膀胱鏡検査は非常に重要な検査となります。
一般的に膀胱鏡は検査を行うたびに滅菌洗浄を行い清潔な状態で使用しますが、当院ではAmbu社のシングルユース軟性膀胱鏡「aScopeTM 4シスト」を採用しております。この膀胱鏡はいわゆる使い捨てのカメラであり、患者さま毎に常に新品のカメラを用いて検査を行っております。そのため、劣化による画質の低下や感染症の心配がいりません。
また検査のたびに新品のカメラを使用するため、感染症などのリスクもありません。

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